ドローン測量福岡市東区 一人30分測量事例とその結果
多くの事例の中より一人30分測量が可能なケース出てきましたので、30分測量と確定測量後の最終結果を掲載します。
お客様の掲載許可をもらっており、図面は依頼後二日でお持ちしておりますため大変喜ばれました。
持ち込みした銀行もこの手の図面は、初めて見たそうで判りやすいと・・・。
30分測量が可能なケースはいくつか条件があると、エビスでは考えます。
①世界測地の明確な基準点、トラバーがあらかじめ、存在すること(標定点とするため)無い場合はGPS観測+TS測量の観測必要です。
②境界点の半数は明確、異常が無いこと
左図面の測量済み1.測量済み2は平成23年に当方で測量済みです。
測量図有1は昭和60年作成の座標法図面が、測量図有2は昭和59年作成の座標法図面が存在します。
左図面のK4、K3、H4は当職でTS観測済みのため、まず変わることはないかと・・
左図面のH2、H5は計算値で作成のため後日、実測必要。H5は他人の敷地内でもあるため、なおさらです。
昨年12月にドローンを用いた読み取り図面の作成。 図面作成後、融資の取り付け、造成後の買主への打診等を終え、今年、4月に建物の解体の相談、5月に確定測量の依頼が来ました。
解体が終わり、H5の位置からは既設のコンクリート杭が出てきました。
7mの高低差があることと、昭和の図面の為・・H5の位置誤差は6センチ
読み取り図面では562.01㎡で報告・・・最終的な境界立会後の確定面積は561.44㎡となりました。
0.57㎡が大きいと考えるのか、小さいと考えるのかはそれぞれの考えかたと思います。
樹木がうっそうとし、従来は5時間はかかるで有ろう測量現場が、一人30分で終了し、金融機関や買い手への打診がスムーズに進んでいく、理想的です。
また依頼あるまで、半年が経過していたため、話が頓挫したり、他社へ発注も考えられたケースではありますが、一人30分なら諦めもつく(笑)
現状は10%も存在しない30分測量の事例ですが、今後データーの蓄積と、ともにこのような活用例は増えるものと思います。
7回目のフライトで作成した測量図ですが、依頼が来て検証するのに半年かかりました。
7月末に確定測量を終え、造成工事を待って取引予定ですが、工事完了前に分筆登記を提出し、無事終了し納品を終えました。写真でも分かると思いますが、かなり高低差があり、最後の分割点設置は、はしごが無ければ出来ないような現場です。法務局から問い合わせ合った際、調査時、確定測量時、工事時と時期を分けた航空写真を提供できたため、現地調査省略でスムーズに登記完了しました。