UAV・ドローン測量 福岡市西区ヒナタ峠にて
お客様の承諾頂き掲載しています。筆数、境界点多く時間かかりご迷惑をおかけしましたが、無事納品出来ました。ご依頼ありがとうございました。
一番最初に、現場見に行きました時には、土地がどこにあるか分からず、正直断りたい・・が第一印象でした。運良く火事で焼失した建物の建物図面が登記出されており、火事で焼失した建物基礎を手がかりに測量を進めていき昭和40年代の測量図を元に境界を復元し立ち会いを進めて行きました。
現地は高低差20m、トラバーの離れ最大220m、土地の大きさ1500坪の大きさですが、ドローン測量でのフライトは30分もすれば終わります。
ドローンそのもので作成する画像が、世界測地系の位置情報を持つためこれ以上ない点検です。当然、見通しの効かないトラバーの位置誤差もそれぞれ1センチ以内の精度を、画像上で確認でき、安心して次の段階へ進む事ができます。
図中の写真が真っ黒になるのは、画像解析の過程で山が緑一色のため、画像解析不可能になるためです。
時期を分け、三回ドローンを飛ばしましたが、いずれも真っ黒になっていました。ドローンの高度を上げると解消できるのかも知れませんが、範囲外のため、そこまでは追求していません。今後の課題です。
二枚目は納品用図面ですが、業務開始時から測量範囲が広くなり、また所有者も二回変更され、現場も伐採、造成工事が進んでいます。
図面さえ作成しておけば、ドローンで作成したラスター画像(ジオティフ)を、差し込み直すだけなので現場管理には最適なツールと言えます。
またCADに備わっている白線、白文字も最近は、よく使用しています。
なんとか無事、完了出来ましたが、西区役所の職員の話によれば、ヒナタ峠で確定測量が完結したの2例目だそうです。
一番大変だったのは伐採で、夏場は二週間も間を空けると再度伐採ということになりました。伐採で一番大変なのは、つたの伐採です。4m近い背丈のつたの伐採は中々進みません。
同業者の皆様が、つたの前に挫折したのは容易に想像できます。
現場が行くたびに整地され、重機の力はすごいと感激しました。土木屋稼業の所有者のかたの技術力にも感心させられました。
納品時、仲介業者のかたから、もう一件ヒナタ峠の測量現場あると相談されましたが、丁寧にお断りさせて頂きました(笑) 流石に・・(汗)お勉強させて頂きました(礼)