ドローン測量 i9搭載PCによるPix4d 画像解析速度

2020/09/05 ブログ

昨年末にアマゾンで注文したCORE i9が8月末に届きました。

なんと8ヶ月待ち・・・流石アマゾン 覚えてくれてたみたい・・・(笑)

弊社では画像解析にPix4dを使用していますが、COREi9で画像解析にかかる時間が大幅に短縮できたはずなので比較をしてみました。

(現場写真91枚のジオティフデータ作成まで)

従来 COREi7 8700KCPU@3.70GHZ

メモリ 48.0GB

新型 COREi9 10980XE@3.00GHZ

メモリ 64.0GB

i7結果 一段階処理 6分15秒

             二・三段階処理 30分07秒

i9結果 一段階処理 6分15秒

    二・三段階処理 21分40秒

検証結果

1.5倍とはいかないものの3分の1程度の時短は見込めます。尚上記のPCは二台ともグラフィックボード RTX 2080 SUPERを使用しています。

最近ではSSDも2テラに進化し、今回PCの性能が、かなりパワーアップできました。アドバイザーによりますと、メモリーだけでなく、グラフィックボードには演算機能ついているため、時短には高性能のグラフィックボードを選ぶのが肝だそうです。今回は同じ性能のグラフィックボードを使用していますが、前回I7搭載PCのグラフィックボードを交換した際に爆速を体感しました。

費用でいいますと、従来機が約50万(三年前)、新型が約60万ってとこです。

ウインドウズ10に移行する際、ドローン導入を見据え、一度PCを組みましたが、コアi9の登場で一台追加の形になりました。

参加した研修では、ほぼ全部が画像解析には時間がかかると言われてましたが、時間で言うとこんな感じです。写真91枚は少ない現場だと思います。

時間計測をしたところ、8分弱の短縮でしたが、これが陸上競技なら一キロを3分40秒で走る選手が、一キロ3分を切るような走りになった訳ですから、すごい事だと思いました。

 

 

上記は3年前の記事です。最近のPCでの解析のスピードは以下のような感じです↓

 

 

弊社が現在サーバーで利用しているCOREi7 8700KCPU搭載のPCは2018年の時、購入したもので5年経過しています。
CPUで言うと5世代前になります。

例のごとく、同じ現場でPIX4Dの解析のスピードを比較してみました。(写真81枚)

8世代CPU COREi7 8700KCPU@3.70GHZ

     メモリ 48GB グラボ2080
     
     1段階  3分44秒
     2段階25分52秒
     計     29分36秒

第10世代CPU COREi9 10980XE@3.00GHZ

     メモリ 64GB グラボ4070

     1段階  3分16秒
     2段階12分16秒
     計     15分32秒

第12世代CPU Core(TM) i9-12900KF@3.20GHz

     メモリ 64GB グラボ3080

            1段階 2分10秒
     2段階 9分24秒
     計  11分34秒

時の流れは恐るべし・・2023年5月現在はCPUは13世代が発売となっています。

取引先のN社長から、PCが余ったから要らないか?と言われ購入したPCで予算40万で組んだPCが爆速と言う結果になりました。

5年前と比較すると解析の時間は3分の1。10万位のグラボは必須と思われます。

またGW中にI9搭載のPCはウインドウズ11にしたのですが、その結果、PIX4Dは解析出来なくなり、バージョンアップすることで無事動きましたが、バージョンアップは有償となり、思わぬ出費が発生しました。

ドローン測量を開始し、もうすぐ4年の450現場ですが、PCの性能は格段に上がり、内業でもストレスを感じる事はありません。

PC購入を検討の際は、最新のCPUを買う、10万程度のグラボをつける、残りはハードディスクで調整と言うことになろうかと思いますが、Cドライブには2テラのSSD、Dドライブは6テラのハードディスクで写真測量だけなら5年は大丈夫って感じです。コロナ渦で、CPUやグラボ調達に時間かかっていた時期や、ビットコイン狂騒曲で、短期間にグラボが、値上がりする時を経て、現在は解消されていると思われます。

エビス西店 藤井