新型コロナ禍で気付いたこと
新型コロナと新しい生活スタイルが取り沙汰される
今日この頃、如何お過ごしでしょうか。
私も手洗い、うがいの励行。また仕事柄、官公署への
出入りや知人ではない方々との折衝等が避けられない
為、お話しする際は必ずマスクを着用し、人との距離
を取ったり、出来るようなら室外で話すようにしたり
と「感染しない・させない」を心掛ける毎日です。
近頃、医療従事者の方々への負担増大がニュースに取
り上げられる事が多いですが、そういったニュースを
見たり、読んだりしている際にふと、介護従事者の方
や家族の介護をされている方、また介護を受けている
方々に何か生活の変化はあったのかなと思いました。
自分の家族や知り合いに限られますが話を聞き、感じ
た事を少し書かせて頂きます。
自分の祖母は、介護施設にお世話になっております。
当然、コロナ禍で面会は禁止されており、随分と会え
ておりません。生活サイクルや受けるサービスに大き
な変化はないようですが、親しい人間と会えなかった
りする事等が原因か分かりませんが、認知症が進んで
いる傾向があるようです。身体は元気なのがまだ救い
ではあります。何とか少しでも面会出来るようになる
ことを祈るばかりです。
また、自分には小学校からの知人で、車椅子での生活
している親友と呼べる人間がいるのですが、彼には小
学校3年から中学校卒業、果ては現在に至るまでの付
き合いの中で貴重な介護経験をさせて貰い、その影響
もあってかボランティアとして色々と参加させて頂く
機会も頂きました。今でも彼の家に泊りがけで顔を見
に行くのですが、その際は、彼の介護は任てせもらえ
長い付き合いのせいか彼も安心できると言ってくれま
す。なかなかコロナ禍で会えないのですが、電話では
よく話しますので、話を聞いてみました。
彼の場合、自宅での生活においては、家族や介護サー
ビスにお願いしているのですが、普段の生活がコロナ
禍にあることで大きく変わったという事はないようで
す。介護サービスで来てもらった方が、今まで以上に
マスクを外さくなったくらいと教えてくれました。
ただ、今まで受けることの出来ていたサービスが縮小
されたり、中止されたりしているとのことで、原因を
尋ねると新型コロナが直接の原因ではなく、地元市町
村の福祉の状況や介護サービス側の経営や職員の不足
等にあるようです。そこは、家族や知人、ボランティ
アの協力で補っているとのことでした。
話を聞いていて気付いたのですが、介護を必要として
生活している方々が、コロナ禍だからといって介護を
不要とするはずがなく、介護従事者の方々も求められ
るものは変わらないでのす。医療や介護といった直接
触れることの避けられない職業に携わられている方々
にとって、感染リスクと向き合い続けることは避けら
れないものだと改めて気づかされました。
こんな当たり前の事に気づけない、見逃していた自分
を恥ずかしく感じます。
やはり、今更と感じる方もいらっしゃるかとは存じま
すが、今すぐに自分の出来る事といったら、日々の過
ごし方等に気を付け、自らが感染を予防し、医療・介
護従事者の方々の負担にならないよう心掛けることか
らだと思います。
まさに、これはテレビや新聞等で繰り返し言われてい
ることだと痛感するところです。
土地家屋調査士法人エビス 箱崎店 補助者 稲永